最近泣いてばっかり

 さっきBSハイビジョンでやってたタツノコプロのお話をみて、みなしごハッチがラストお母さんと涙の対面のシーンでもらい泣き。

 そして45歳という信じられない若さで逝った吉田竜夫氏にも驚き。早くに亡くなったという記憶しかなかったので。

 その歳までにいったいどれだけの偉業があったかと思うと改めて凄い人だったんだなあと思います。

 あの昭和のタツノコの「0からいきなり100の状態のクオリティのものを作る」というスタンスは今見ると新たな感動です。子供の頃って何の不思議もなく、ただ毎週日曜日のガッチャマンを楽しみにしていただけでしたが、その作り手の気迫を大人の目で感じた時、新たな感慨がありました。
 子供相手だからこそ妥協しないというか、大人が見ても納得するクオリティを作り上げていた昭和の職人に感動し、我が身を反省。

 今年は元チャレメの皆さんからありがたいメールをたくさんいただいて、当時自分がやっていたことは、ちゃんと子供たちに受け止めてもらえていたんだと安心するとともに、当時伝えきれないことがあったことに反省も。

 不思議倶楽部も、今描いているのが本来の形だとしたら、当時は伝え切れていないものをはらんだまま作品を提供していたことになります。もっともチャレンジでは連載をするたび抱えていたジレンマですが…。

 10年の時間の開きがありますが、自分としての落とし前を付けなければという思いで、本完成を目指しております。

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